One Record
一件の記録
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花棚石と溶岩を敷いたアプローチ兼・臨時の駐車スペース。アオダモの木立を中心に雑木と下草・苔たちで賑わう緑豊かな玄関前のお庭です。
始まり
駐車場の横にある小さなスペース。
ここを里山の雰囲気をまとった安らぎのスペースと、臨時的に車を停められる場所にしたいとのご希望でした。

まずは土の入れ替えと石を敷く下地造り。
既存のシラス土壌を床掘り。
植物の根に酸素が行き渡るよう底にバーク堆肥やパーライトやボラ土・薫炭など混ぜ込み、黒土に入れ替えました
据える
アプローチには施主様の強い希望もあり、花棚石の原石を、採掘場にて
機械で輪切り、表面を特殊な金具で全面を叩いて仕上げる”ビシャン仕上げ”の大判飛び石に加工してもらいました。
石の雰囲気が柔らかくなり、経年変化での滑り止めにもなります。
車の轍の場所には拳くらいの溶岩を敷き込み、臨時でも車が停められる仕様に。
添える
建物の影になり、日当たりは半日くらい。山取りの樹木には良い環境。
建物の角を和らげ、二階窓から枝葉が見える位置に主木のアオダモを。
玄関の目隠しに常緑ヤマボウシ、オトコヨウゾメなどを寄せ植えし、通路も緑豊かに。
奥行きを出す樹木として手前にウメモドキを。
奥には後日施主様施工でハウチワカエデとヤマボウシが植わりさらに緑が広がっていました。
最後に足元へ溶岩、低木類・下草・苔類を植えました。
足元の植栽は全体の雰囲気を豊かにしてくれます。

移ろい 澄む
これからさらに時間が経ち庭が育って行くのが楽しみです。
地面は苔むし、木々は枝を拡げ、場の空気がより洗練されていくことでしょう。
惜しみなくご協力いただいた施主のk様 本当にありがとうございました。
結びに
庭をつくることは、暮らしの余白をつくること。
木を添えることは、日々に季節を添えること。
この庭が、家主様の心を静かに、
豊かに満たしていきますように。

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